記憶のコツ

記憶のコツ|忘れにくい脳のつくり方

人は、生活をしていれば自然に記憶できる事と、意識しないと覚えられない事があります。歩いたり走ったりといったことは本能的に覚えたものですので、一生忘れることはありません。しかし、テストの時に覚えたものなどは、1ケ月、半年…と時間が経つにつれて、少しずつ薄れていってしまいます。しかし、これらの記憶は、工夫をすることによって忘れにくくすることができます。なかなか記憶できないという方も、記憶のコツをつかむと記憶力が改善されることが期待できます。

 

 

ストレスを貯めない

 

何度も書いているように、記憶をつかさどる海馬にはストレス耐性がありません。日常の生活でストレスが溜まる生活をしていると、どんなに勉強をしても、なかなか記憶が定着しないのです。ストレスを感じた海馬は、コルチゾンという物質を分泌し、脳内の神経細胞を破壊していってしまいます。神経細胞が破壊された海馬は、少しずつ小さくなっていき、数分の一にまで縮小してしまう危険性もあります。萎縮した海馬は、もとのような記憶力は望めませんので、一度覚えたものもすぐに忘れてしまうことになります。

 

ストレスを感じるのは、日々の生活を送る上で仕方のないことではありますが、それを上手く解消させる方法を身に付けた方が良いでしょう。自分の好きな時間を持って、その時間は他の事を何も考えないようにしたり、好きなアロマをたいて、ゆったりとした時間を過ごしたりするのも良いでしょう。自分なりに、気分転換できる良い方法を考え、定期的にストレス解消させながら過ごすことが大切です。

 

 

記憶することを楽しむ

 

上手に記憶するコツの一つとして、楽しむという方法もあります。人は、仕方なく行う事よりも、自分から積極的に動きたいと思う事の方がより鮮明に覚えることができます。習い事などでもそうですが、親に無理矢理やれと言われて行っている習い事は、積極性がないため、一向に上達しません。

 

一方、自分が好きで始めた部活などは、興味があるため、部活以外の時間でもそれに触れていたりすることがあるため、自然と上達していくのです。このように、記憶にも、その人が楽しんで行うかどうかによって、覚えられる量が変わってきます。テストで、好きではない事柄を覚えなければならない場合でも、嫌々覚えるのではなく、楽しい事と繋ぎ合わせて積極的に取り組めるような工夫をしましょう。

 

ちなみにこちらは短期記憶力チェッカーというゲームですが、こういったゲーム感覚で楽しめるものも活用するのも良いでしょう。

 

短期記憶力チェッカー

 

 

運動する

 

記憶しやすくする方法の一つに、運動があります。運動は、手の運動もそうですが、全身運動も記憶力アップに繋がります。例えば、ランニングをしながら暗記用のCDを聞いたりすると、机にじっとして覚えた時よりもはるかに覚えやすくなっているのが分かります。これは、ランニングをすることで頭や体が活性化するため、海馬の働きも良くなったことが考えられます。また、走ることで腹式呼吸でより多くの酸素を体内へ取り込むため、海馬へ流れる酸素量も多くなることも理由の一つです。運動をする効果は、ランニング以外の協議でも同じことが言えます。

 

また、ランニングをする時はこのCD、机で覚える場合はこのCDと言ったように、動作毎に覚える内容を変えて覚えるという方法も有効です。そうすると、ランニングをする場合はこの単語、机で覚える時はこの単語、という形で分類分けして記憶が定着されます。単語を単独で覚えるのではなく、動作や景色と結合させながら覚えると、より記憶が定着することが分かっています。

 

 

記憶を習慣化する

 

記憶を定着させるコツとして、記憶する事を習慣化させるという方法があります。これは、どの学習にも役立つ方法です。勉強する時にだけ、いきなり「さぁ記憶するぞ」と意気込んでも、なかなか脳が記憶脳にはなってくれませんよね。これは、数年間一度もエクササイズをしたことのない人が、一念発起していきなり運動を始めても、すんなりいかないのと同じです。筋力は、日々の筋力トレーニングによって維持されますから、記憶脳も、日々の訓練によって力が維持されます。

 

記憶脳を鍛えるためには、欠かさず何かをしなければならないと言う事はありません。ただ、覚えるという事象を、日々の生活の中で意識的に行えば良いだけです。例えば、食事をしていた場合、今日はどのような料理を作ったのか、どんな順番で食べたのか、料理はどのような味がしたのかなどを、意識的に覚えることです。これだけで、充分なトレーニングになるのです。簡単ですね。これなら、毎日いつでもどこでも記憶力のトレーニングをすることができます。思い出した時に、是非行ってみましょう。

 

 

反復する

 

記憶力を高めるためには、覚えたことを反復して勉強することも大切です。人は、記憶した瞬間から、忘れる方向へと向かいます。実際、10ケタの数字を5分間かけてしっかり覚えたとしても、1時間後にしっかりと思い出せるかと言うと、怪しいものがありますよね。このように、人は時間が経つにつれて、覚えたものをどんどん忘れてしまう傾向があります。しかし、反復させることで、これらの記憶を強めることができます。一度記憶して定着した情報は、シナプスと神経細胞が結合した状態で維持されますが、時間が経つとこの結合が少しずつ弱まってしまうのですが、反復させると、以前よりもこの結合が強く長く維持されるということが分かっています。

 

また、反復の頻度は、1日おきなどといったように等間隔の時間を開けて行うよりも、1日、3日、1週間といった形で、反復する際の感覚を少しずつ長くしていった方が、より定着力が強くなることも分かっています。

 

 

イメージして記憶する

 

記憶を定着させるコツの一つに、イメージして覚えるという方法もあります。これは、記憶術ではよく使用されていることですが、ある事柄にストーリーをつけて覚えるという方法です。これは、覚えたいものが、数字でも方程式でも、英単語でも、歴史の年表でも同じことが言えます。覚えたいものに対して連想されるイメージを繋げてストーリーを作ることで、単独で覚えるよりも強固な記憶として定着します。この方法に関しては他の章で沢山取りあげていますので、割愛しますね。

 

 

人に教える

 

そして、記憶を定着させる最大のコツとなるのが、人に教えると言う事です。教えた事がない人にとっては、とても面倒な上、時間が取られてしまうから時間の無駄だと思われる人もいるかも知れません。ですが、実際行ってみれば、教えるということが、いかに大事なことかというのを実感することができますよ。まず、人に教えるためには、自分がしっかりと内容を理解しなければならないからです。

 

そして、人に理解してもらうために、より分かりやすい言葉を使用して説明しなければならないからです。人に理解してもらうためには、自分の考えやすい或いは連想しやすい言葉を使用して説明するだけではいけません。もしかしたら、教わった友達は、あなたと同じ思考回路を持っていて、一発で理解してくれるかも知れませんが、万人がそうとは限りません。人には人の思考回路がありますので、その人が分かりやすいように、例えを挙げながら説明したり、小学生が分かるような簡単な言葉を使って教えたりする必要も出てきます。このような事を苦戦しつつも行うと、いつの間にか強い記憶として定着することが往々にしてあります。騙されたと思って、一度友達に教える事をしてみることをお勧めします。

 

なお、自分ではなくお子さんの記憶力を高めたいのであれば、こちらのサイトが参考になります。

 

子供の記憶力を上げる

 

幼少期の記憶や扁桃体など、結構詳しく載っていますので参考にされてみてください。

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